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永 遠の命がある未来を追い求める人々、
高 齢社会を恐れる人々
10月12日 上映開始
PLAN 75
そう遠くない未 来の高齢社会を舞台としたこの映画は、東京出身の監督である早川千絵の作品です。『PLAN 75』では、瑶 子、ヒロム、マリアという3人の若者と、ミチと幸夫という2人の老人が、 ＜とある事柄＞を進めるために集まった。
７８歳の角谷ミ チは、国家の負担になりたくないという理由から、最近まで客室清掃員として勤めていた。ところが突然解 雇され、現住の共同住宅も取り壊されることになり、行き場を失いかける。人生を終えるにはまだ早いが、ど れほど努力しても、仕事も、住居も、お金も、必要な医療もないミチは、＜プラン75＞の対象者に なってしまう。
＜プラン75＞ 従業員の岡部ヒロムと成宮瑶子の2人にとって、＜プラン75＞での仕事は、ありきたりなサービス業だ。ところが彼らは顧客と接して いる中で、＜プラン75＞のシステムの存在に疑念を抱き始める。
マリアは、日本在住の数 多のフィリピン人介護職員の1人。母国にいる娘を養う ため、老人ホームに勤めるが、収入は低く、娘を養うのには不十分だ。そんな折、彼女は＜プラン75＞の高給の仕事を見つけ る。
早川千絵の、日 本の超高齢社会をディストピアに変貌させたこの作品は、捻りの効いた、人間味あふれる物語である。しか し、『PLAN 75』は暗い話 ばかりではない。ミチ、マリア、ヒロムの3人の道を追うことで、早川監督は人生と日常のささやかな喜びを讃える。物語の中心は、自立した高齢者であ り、最後の選択肢として＜プラン75＞を選んだ、倍 賞千恵子が演じるミチである。
「現実的で、心 に響く作品」アンドレアス・シュライナー（NZZ）
PLAN 75
日本、フランス、フィリピン、カ タール ２０２２年
１１２分・日本語・ドイツ語字幕付き
監督：早川千絵
脚本：早川千絵、ジェイソン・グレイ
撮影：浦田秀穂
編集：アンネ・クロッツ
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キャ スト
倍賞 千恵子 ／角谷ミチ役
磯村 勇斗 ／岡部ヒロム役
たか お鷹 ／岡部幸夫役
河合 優実 ／成宮瑶子役
ステ ファニー・アリアン ／マリア役
大方 斐紗子 ／牧稲子役
映画祭と賞 (厳選):
2022年アカデミー賞：国際長編映画賞の日本代表
2022年カン ヌ国際映画祭：「ある視点」部門正式出品 、カメラドール 特別表彰
2022年テッサロニキ国際映 画祭：最優秀監督賞、国際映画批評家連盟 賞（FIPRESCI賞）、ヒューマンバリュー賞
2022年トビリシ：E U人権賞
2022年QCinema映画祭： 主演女優賞、 アーティスティック・コントリビューション賞
2019年タレンツ・トーキョー：タレンツ・トーキョー賞
2023年フリブール国際映画祭： Grand Prix, Critics’ Choice Award, Comundo Youth Jury Award
2023年ニッポンコネクション日本映画祭 フランクフルト：映画祭オープニング作品
リンク
offizielle Webseite / 公式サイト
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２０２３年１０月１９日から
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